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らいぶか どうだか
ファーストCD解説

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各楽曲を作詞、作曲、リードヴォーカル担当者が解説します。
音像解説はミックス時の覚え書きをバンドメンバー以外の方にも分かるよう説明したものです。
1. インカン押した absolutely live
    安部OHJI
 書いた当初は前半がファッツ・ドミノ、後半がマディ・ウォーターズを意識したブルースコードの曲でした。ホーンセクションをイメージしたイントロが具現化できなかったのに加え、「ブルースハープもピアノも(演奏する人が)いないんだから、ダメじゃんか」ということになり、なんとかギターバンドっぽくしようと何度かメロディやコードを考え直しました。それで一度はStatus QuoとFoghatの合体のようなブギウギを経て、やっとここに辿り着いたわけです。
 すでにシャッフルヴァージョンと「おまいらいったい何処へ」ヴァージョンがありますが、ゲストをお迎えするライブなどではさらに様々なアレンジでお聞かせできることと思います。

音像解説:バランスをとっただけで、ライブ演奏に手を加えておりません。ライブの雰囲気を伝えたかったので、ヴォーカルも部分部分でレベルを上げ下げするようなことは一切避けました。ギターは若干左に定位してあるのが村松邦男、右が櫛野啓介の演奏で、たいへん短いギターソロは櫛野によるものです。
2. あれやこれ raibucka-doudacka Mix
    安部OHJI
 やたらと転調しますが、歌詞を音楽に訳すという方法を試していたらこうなっていました。サビはブラジルのジャズ系の人ならどう展開するかと考えて、それをクルセイダーズが演奏し、ニール・ヤングが歌ったら?と広げていきました。
 最初はもっとソフトロックな(どこが?)イントロだったのですが、UK系ギター・イントロになって無味乾燥な時間と自分の無力感が表現できたなぁと思っています。

音像解説:唯一8月23日のライブでの録音です。この日はTRIO the R・O・M・Aでの演奏でしたが、リハーサルを録音した直後に安部OHJIがヘッドフォーンで聴いてみたところ、Pick-up Small Drumsの音がアナログマルチで録音していた当時のリズム録りセッションを想い起こさせ、このCDを制作するに至りました。スタジオでの楽器のダビングはありませんが、ライブのヴォーカルがエキサイトしすぎた感触だったので、ヴォーカルをスタジオで録り直しています。
3. BooDoo Child raibucka-doudacka Mix
    村松邦男
 もともとは60年代イタリアのヒットチューンをイメージして書いた曲です。初めは、サビに行くときの転調がちょっと強引かな、とも思ったのですが、意外にすんなりと受け入れてもらえたようです。
 ブードゥー教の秘儀を夢見て毒草(薬草でもありますが)ベラドンナのちからを借りようとする青年のお話。手塚治虫さんの作品「悲しみのベラドンナ」をシュガー・ベイブ時代に見たのが、ベラドンナを知るきっかけとなりました。
 この曲をフェデリコ・フェリーニ監督の全作品の音楽を担当したニーノ・ロータに捧げます。

音像解説:これもリズムギターとヴォーカルがエキサイトした感じが強いので、アンビエンスマイクをカットして、スタジオでよりクールなテイクを録りました。このベースラインにコンガ、そしてトレモロとは・・・もうおわかりですね。間奏のギターソロは村松のプレイで、ライブのそのままです。
4. A Planet Of The Zoo absolutely live
    村松邦男
 長い人類の営み、文明にほころびが生じ始めています。世界中で起きるいろいろな出来事がそれを告げています。人間はもともと動物たちの一員だったはずです。いつからそれを忘れてしまったのでしょう。
 などという、わけのわからん歌です。
 カーティス・メイフールドとトーマス・ドルビーとトッド・ラングレンを無理矢理くっつけてしまうという、無謀、無軌道、無鉄砲なことを試みています。

音像解説:派手なアクションがないライブの割には荒っぽい演奏で、歌詞も即興色の強いヴァージョンですが、そのままをお聞かせすることに決めました。他の曲でも同様ですが、息づかいがわからなくなってしまったり、歌詞が聞き取りにくくなるため、ヴォーカルにリヴァーブは使用していません。ライブカフェ弁天の天井に設置されたアンビエンスマイクとテンポを考慮したシングルディレイのみです。ギターソロは前半が櫛野、後半が村松です。
5. 天国ぢゃ almost live
    安部OHJI
 R・O・M・Aを結成した夏の午後、まだ活動を始めてもいないのに、突発的にサビの歌詞とメロディ、アレンジがワンセットになって湧いて出てきた曲です。
 それまで他人のために曲を書いたりしていて、雑誌などでそんなことが書いてあるインタビューを読んでも「すべてが一度にイメージ化するなんて」と信じられませんでしたが、本当にあっという間にイメージがかたまり、譜面を書いている時間がもどかしい気持ちでした。

音像解説:イントロの逆回転サウンドは実際その部分で村松が演奏していたギターのフレーズをリバースにし、ハーモナイズしたものです。ギターソロも担当している櫛野のグリッサンドダウンがトリガーになって、ドライなイントロから一気にライブ音像へ・・・というしかけになっております。 
6. 耳のおそうじ
    村松邦男
 ひじょうに微妙なというか、細部にこだわったというか、笑えるフェチ的なシーンの描写から始まるラブソングですが、最後に少し切なくなるのがミソです。
 メロディ的にはオーソドックスなポップスの手法を取り入れた曲です。当初から男性デュオのボーカルを考えていました。オールドポップスの良さが出ていればいいのですが。

音像解説:ライブのテイクはエキサイトしすぎて、テンポが速かったので、作者本来の意図とズレがあり、一からスタジオで録音し直しました。ドラムサウンドは右がRhythm Aceという70年代のドンカマ、左が友田真吾のPick-up Small Drumsです。生楽器ばかりのレコーディングではあたりまえのことでしたが、コンプレッサー=リミッターのかたまりになっています。